
I2V は「画像から動画」の略です。1枚の静止画を、Kling・Runway などの動画生成AIで動かすときに、見た目は画像に任せて、動きだけを言葉にするのがコツです。このタブは、その「動き」を選んで組み立てるためのコマンドです。
基本の考え方
- 見た目(人物の顔、服、背景)は、元の画像が決めます。プロンプトに書くのは、カメラと被写体の動きです。
- 1つのカットに、動きは1つ。カメラが動くなら、被写体は落ち着かせる、が基本です。
- 顔の崩れを防ぐ指示や、人物の同一性を保つ指示も、コマンドに入っています。
カメラワークの11
基本のカメラワーク 無料のおすすめ
カメラの動きで画を動かし、被写体は静かに安定させる、基本の指示です。アングル、カメラの動き、速さ、レンズを組み合わせます。
- 選ぶ・書く項目:被写体、アングル(目の高さ/あおり/見下ろし/真上 など)、カメラの動き、速さ、レンズ
ドリーズーム(めまいの演出) 無料のおすすめ
カメラが下がりながら、逆にズームする演出です。被写体の大きさはそのままで、背景の空間だけが大きくゆがみます。驚きや気づきの瞬間に。
- 選ぶ・書く項目:被写体
被写体に固定したカメラ
カメラを人物に固定し、顔と上半身は中央に止まったまま、周りの世界だけが激しく揺れ動きます。緊迫感の演出に。
- 選ぶ・書く項目:被写体
浮遊する移動(ダブルドリー)
カメラと人物が、同じ台車に乗って滑るような演出です。歩いていないのに、宙を滑るように前に進む、不思議な浮遊感が出ます。
- 選ぶ・書く項目:被写体
急なズームイン(クラッシュズーム)
目にも留まらない速さで、被写体の目や表情に飛び込む、ショックの演出です。
- 選ぶ・書く項目:被写体
高速の横振り(ウィップパン)
水平にすばやくカメラを振り、強いぶれで画面を流して、視点を切り替えます。場面転換に。
時間停止(バレットタイム)
時間が止まり、空中に浮かんだ被写体やしぶきの周りを、カメラが滑らかに360度回ります。
- 選ぶ・書く項目:被写体
360度の周回(オービット)
被写体を中心に、カメラが円を描いて回り込み、周りの壮大な環境を、少しずつ見せます。
- 選ぶ・書く項目:被写体、照明
回転(ロールショット)
カメラが、レンズの軸を中心に回転して、天地の感覚を失わせる、めまいの演出です。
- 選ぶ・書く項目:被写体
垂直上昇(足元から空へ)
カメラの傾きを変えずに、真上に上がって、足元から広大な全景へ、視界を広げます。
- 選ぶ・書く項目:舞台(大聖堂/摩天楼/古代の神殿)
ローアングルからのズームイン
地面すれすれの低い位置から、被写体に寄ります。アクションや臨場感のある場面に。
- 選ぶ・書く項目:被写体、照明、レンズ
人物と環境の動きの3
表情・人物の変化(同一性を保つ) 無料のおすすめ
顔のアップで、感情を変化させます。顔の崩れを防いで、同じ人物に見えるように保つ指示つきです。
- 選ぶ・書く項目:被写体、表情の変化(微笑む/驚く/涙ぐむ など)、頭・視線の動き、カメラ
歩行・アクション(物理的に自然に)
歩く、走る、跳ぶ、踊るなどの全身の動きを、物理的に自然な足取りで指定します。
- 選ぶ・書く項目:被写体、アクション、移動の方向、カメラ、速さ
シネマグラフ風(人物は静止、環境だけ動く)
人物はほぼ止まったまま、風、雨、光、粒子だけを動かす、品のある演出です。
- 選ぶ・書く項目:被写体、エフェクト(風/雨/雪/霧 など)、照明、カメラ
演技の3
会話と自然なアイコンタクト
話しているような自然な口元の動き、小さなうなずき、視線の動きで、AIの動画にありがちな違和感を抑えます。
- 選ぶ・書く項目:被写体
ドラマチックな振り返り 無料のおすすめ
後ろからの呼びかけに、ゆっくり振り返り、風に髪が揺れて、カメラと視線が交わる、映画のような場面です。
- 選ぶ・書く項目:被写体、表情・感情
感情の高まり(目を閉じてから見開く)
静かに目を閉じ、深く息を吸ってから、決意のまなざしで目を開く演出です。
- 選ぶ・書く項目:被写体
上手に使うコツ
- ほとんどのコマンドで、「🚫 ネガティブプロンプト」(出てほしくないもの)と、「📷 参照画像」が使えます(整え方・参照画像)。
- 選択肢を日本語で選ぶと、英語の表現が入ります。画像・動画のAIは、英語のほうが意図が伝わりやすいことが多いです。
- 1回に変えるのは、1項目だけ。どの言葉が効いたのかが、分かりやすくなります。
元の画像は、「T2I(画像)」タブで作ると、構図や光を合わせやすくなります。プリプロの「カット別の画像・動画生成プロンプト」から始めると、カットごとの指示をまとめて作れます(プリプロ)。
使い方は、どのコマンドも同じです。「★ I2V Builder」タブを開き、コマンドの行を押して、選択肢を選び、空欄に書き込みます。プレビューで確かめてから、「⚡ 挿入」で、開いているAIの入力欄に入れます(はじめての使い方)。