
営業の1日は、商談の時間より、その前後の作業のほうが長くなりがちです。調べる、記録する、お礼を書く、次の資料をそろえる。この記事では、商談の前・中・後の作業を順に取り上げ、どこをAIに任せ、どこを人が確かめるかを決めていきます。
営業の1日で、時間がかかる所
| 時間帯 | 作業 | 時間がかかる理由 |
|---|---|---|
| 朝 | 今日の商談の下調べ | 相手の会社のページを、いくつも開いて読む |
| 商談中 | メモを取る | 話を聞きながら書くので、聞き漏らしも出る |
| 商談のあと | お礼メール・社内への報告 | メモを見返して、文面を一から考える |
| 次の商談の前 | 前回の資料を探す | どのページを見せたか、思い出せない |
どの作業も、毎回やることは同じです。だからこそ、型にして、道具に任せられる部分があります。
商談の前:リサーチと仮説は、公開情報から
下調べで見るのは、相手の会社の公式サイト、ニュースやお知らせ、採用のページなど、誰でも見られる情報です。そこから「この会社は、いま何に困っていそうか」という仮説を2〜3個用意しておくと、商談で聞くことがはっきりします。
【営業】商談前の企業リサーチと課題の仮説
公開情報をもとに、相手の会社の要点と、「困っていそうなこと」の仮説を整理します。
- こんなときに:初めての商談の前日や、当日の朝
- 選ぶ・書く項目:相手の会社名、自社の商品、まとめ方(見出し+箇条書き/表/文章)、集めた情報のメモ
【営業】想定質問と切り返し方を準備する
商談で出そうな質問や反論と、その答え方を、事前に用意します。
- 選ぶ・書く項目:自社の商品、相手の会社、競合
AIは、相手の会社について、事実と違うことを答えることがあります。見たページの本文を、LB AI Prompt side bar の「📚 ソース」(ソースポケット)に集めてから聞くと、どのページを根拠にしたかが分かる形で答えさせられます。答えに出てきた数字や出来事は、必ず元のページで確かめます。
商談中:記録は、同意を取ってから
商談中は、メモより、相手の話に集中したいところです。録音するときは、最初に「記録のために録音してもよいですか」と、相手の同意を取ります。断られたら、録音はしません。
議事メモレックで録音すると、文字起こし・要約・やることリストが、メールで届きます。登録も月額もいらず、1回180円(税込)からです。音声は、文字起こしが終わった時点で、お支払いの前に削除されます。記録を次の受注につなげる残し方は、商談の記録を、次の受注につなげる残し方(議事メモレックのブログ)にまとまっています。
記録に残したいのは、次の4つです。
- 相手が話した困りごと(相手の言葉のまま)
- 予算の感じと、決める人
- 相手が気にしていた点
- 次に会う日と、それまでにやること
商談のあと:お礼メールは、その日のうちに
お礼メールは、早いほど効果があります。議事メモレックで届いた要約とやることリストを、そのままメモとして使えます。
【営業】商談後のお礼メールを商談メモから作る
商談のメモを貼ると、要点と次のアクションを入れたお礼メールを作ります。
- 選ぶ・書く項目:相手の会社名、次のアクション、商談のメモ(議事メモレックの要約を貼る)
【営業】営業メール(初回・フォロー・掘り起こし) 無料のおすすめ
相手の状況に合わせた営業メールを、件名の案もつけて作ります。資料を送ったあとや、見積もりを出したあとの、2通目以降に使えます。
- 選ぶ・書く項目:場面(初回のアプローチ/資料送付後のフォロー/見積後のフォロー/休眠顧客の掘り起こし)、文体
送る前に、金額・日付・相手の名前を、元の記録と見比べます。AIが「来週中にお見積もりを」と、話していない約束を書き足していないかも確かめます。
次の商談に備える:顧客ごとに、資料とメモをまとめる
2回目の商談で困るのは、「前回、どの資料を見せたか」が分からないことです。LB TAB Layersで、顧客ごとのグループを作っておくと、ここが楽になります。
- 顧客ごとに、グループを作る(例:「A社」)。
- 見せた資料、相手の会社のページ、見積もりのページを、そのグループに保存する。
- 保存したタブに、メモを書く(例:「10/23の商談で、料金表のこのページを見せた」)。
- 次の商談の前に、グループの ▶ で、まとめて開く。
LB TAB Layers の保存先は、Chrome のブックマークです。無料版はグループ5つまでで、インストールから3か月は、すべての機能が使えます。
Chrome のサイドパネルは、1つのウィンドウで、1つの拡張機能の画面しか出せません。LB TAB Layers(Alt+T)と LB AI Prompt side bar(Alt+A)を同時に見たいときは、LB AI Prompt side bar の上の ⧉ を押すと、別のウィンドウで開けます。
3つの道具の間で、データを自動で受け渡す機能はありません。前の道具の結果を人がコピーして、次の道具に貼ります。手間は1回のコピーですが、何をAIに渡すかを、毎回自分の目で選べます。
1日の終わりに、5分でやること
商談が続いた日は、夜には記憶があいまいになります。帰る前の5分で、次の3つだけ済ませておくと、翌日の自分が楽になります。
| やること | かかる時間 | 残す場所 |
|---|---|---|
| お礼メールを送ったか確かめる | 1分 | 送信済みのフォルダ |
| やることリストに、期限を書き足す | 2分 | 自分のToDoの一覧 |
| 今日開いた資料を、顧客のグループに保存する | 2分 | LB TAB Layers のグループ |
「明日やろう」と残したものほど、忘れます。商談の日のうちに、記録・連絡・資料の3つを閉じるのが、次の商談を短くする一番の近道です。
営業でAIを使うときの決まりごと
- お客様の個人情報や、契約の条件は、会社のルールに沿って、伏せてから入れる。
- AIが作った文面は、そのまま送らない。最後に必ず、人が読んで直す。
- 会社で決めている顧客管理の仕組み(SFA・CRMなど)が、正式な記録。この記事の道具は、そこに入れるまでの手間を減らす役。
- 録音は、相手の同意を取ってから。