
「ビジネス業務」タブの【契約書】は、映像やクリエイティブの仕事でよく使う契約書の、たたき台を作るためのコマンドです。選択肢で、立場や条件を選ぶと、それに合わせた条項になります。
この記事では、コマンドの意味と使いどころを説明します。コマンドの本文(AIに渡す文章)は、LB AI Prompt side bar の中で、選択肢や空欄を整えながら確認できます。AIの答えは「たたき台」として使い、大事な判断は、ご自身や専門家が行ってください。
はじめに大事なこと
AIが作るのは「たたき台」です。使う前に、必ず弁護士など専門家の確認を受けてください。出力の中の【要確認】の箇所を、中心に見てもらいます。
契約書の8つのコマンド
映像制作の業務委託契約書
映像制作を受注・発注するときの、業務委託契約書のひな型を作ります。成果物、対価、修正の回数、権利の扱いを、はっきりさせます。
- 選ぶ・書く項目:自社の立場(受注する側/発注する側)、修正の回数、著作権の扱い(発注者に譲渡/制作会社に残して利用を許諾/素材ごとに分ける)、当事者、支払い、業務の範囲
秘密保持契約書(NDA)
打ち合わせや企画の前に結ぶ、秘密保持契約書のひな型を作ります。
- 選ぶ・書く項目:方向(双方向/自社が開示する/相手から受け取る)、有効期間、当事者、対象の情報
出演契約書(肖像・音声の利用許諾)
モデル、タレント、一般の出演者との出演契約書のひな型を作ります。使う媒体・期間・地域をはっきりさせて、あとのトラブルを防ぎます。
- 選ぶ・書く項目:出演者の区分(事務所所属/フリーランス/社員・一般/未成年)、使用期間と地域、媒体、出演料、内容
著作権の帰属と二次利用の条項
制作物の著作権を誰が持つか、二次利用(別の媒体、期間の延長、改変)をどう扱うかの条項を作ります。今ある契約書に、追加して使えます。
- 選ぶ・書く項目:自社の立場、著作権の扱い、対象
生成AIの利用に関する条項
制作で、画像・動画・音声の生成AIを使う場合の条項を作ります。クライアントとの認識のずれや、権利のトラブルを防ぎます。
- 選ぶ・書く項目:自社の立場、AIを使う範囲(企画・絵コンテのみ/一部のカット/映像の大部分/ナレーション・音楽)
ロケ地・施設の撮影使用許諾書
店舗、施設、個人の家などで撮影させてもらうときの、使用許諾書を作ります。
- 選ぶ・書く項目:撮影場所(店舗・飲食店/オフィス・施設/個人宅/屋外の私有地)、媒体、謝礼、内容
フリーランス・外注スタッフへの発注書
カメラマンや編集者など、フリーランスへの発注の条件を、書面にします。フリーランス法で示すことが求められる内容を、確認できます。
- 選ぶ・書く項目:支払い、業務の内容
相手方の契約書案と自社のひな型を比べる
相手から届いた契約書の案を、自社のひな型と比べて、違い、不利な点、交渉の優先順位を整理します。
- 選ぶ・書く項目:自社の立場、自社のひな型、相手の案
上手に使うコツ
- 金額、期間、範囲は、なるべく具体的に書きます。あいまいなまま作ると、条項もあいまいになります。
- 「生成AIの利用に関する条項」は、AIを使う範囲を、お客様と事前にすり合わせるための材料にもなります。
- 相手の案と比べるときは、両方の文章を、そのまま貼り付けます(参照ファイルでも渡せます)。
使い方は、どのコマンドも同じです。「ビジネス業務」タブを開き、コマンドの行を押して、選択肢を選び、空欄に書き込みます。プレビューで確かめてから、「⚡ 挿入」で、開いているAIの入力欄に入れます(はじめての使い方)。