画像生成AIは、短い言葉でも、それらしい絵を返してくれます。ただ、「思い描いた絵」に近づけるには、何を、どこから、どんな光で、どんな画風で描くかを、言葉にして渡す必要があります。要素を整理して、書き方を紹介します。
画像プロンプトの6つの要素
| 要素 | 決めること | 例 |
|---|---|---|
| 主題 | 何を描くか | 「白い陶器のマグカップ」 |
| 構図 | どこから、どの大きさで | 「真上から」「クローズアップ」 |
| 光 | 光の種類と向き | 「窓からの、やわらかい自然光」 |
| スタイル | 写真か、イラストか | 「商品写真」「水彩画」 |
| 色・背景 | 色調と、背景の設定 | 「淡いベージュの背景」 |
| 比率 | 画面の縦横 | 「正方形」「縦長」 |
すべてを書く必要はありません。まず主題を書いて、物足りない要素を、あとから足していきます。
構図の言い方
- クローズアップ:被写体に寄る。質感や細部を見せたいとき
- 全身・ロングショット:人物や物の全体と、周囲を見せる
- 俯瞰(真上から):テーブルの上の料理や小物に向く
- あおり(下から見上げる):建物や人物を、力強く見せる
- 三分割構図:被写体を、画面の端寄りに置く。余白が生まれる
- 左右対称:整った、静かな印象
- 余白を広くとる:あとから、文字を載せたいとき
スタイルと素材
スタイルは、「どんな媒体で作られた絵か」を伝えると、効きやすい項目です。
- 写真系:商品写真、ポートレート、ドキュメンタリー写真、スタジオ撮影
- イラスト系:フラットイラスト、水彩、ペン画、アニメ調、アイソメトリック
- 3D系:3Dレンダリング、粘土のような質感、ミニチュア風
実在の作家やブランドの名前を、スタイルの指定に使うのは、避けるのが無難です。サービスの利用規約や、権利の面で、問題になることがあります。「やわらかい水彩」「ミニマルで、線が細い」のように、特徴を言葉で伝えます。
避けたいものの伝え方
サービスによっては、「ネガティブプロンプト」(出さないでほしいもの)の欄があります。欄があれば、そこに「文字」「透かし」「ぼやけた輪郭」「余計な指」などを入れます。
欄がないサービスでは、「文字は入れない」「背景には何も置かない」のように、本文に書きます。ただ、否定の指示は、守られないこともあります。「背景は、無地の白」のように、してほしい状態を書くほうが、確実です。
例:商品イメージの場合
プロンプトの例
主題:白い陶器のマグカップに、湯気の立つコーヒー 構図:斜め45度から、少し寄る。右側に余白を広くとる 光:窓から入る、朝のやわらかい自然光。影はやさしく スタイル:商品写真。質感がていねいに見える 色・背景:淡いベージュの無地の背景。落ち着いた、あたたかい色調 比率:横長 3:2
英語で書く場合
A white ceramic mug with steaming coffee, product photo. Shot from a 45-degree angle, slightly close, with wide empty space on the right. Soft natural morning light from a window, gentle shadows. Plain pale beige background, calm warm tones.
直し方:1回に1か所
最初の絵が、思い通りでなくても、すべてを書き直す必要はありません。気になる1か所だけを変えて、もう一度試します。光を変える、構図を変える、というふうに、1回に1項目です。どの言葉が効いたのか、わかりやすくなります。
気に入った絵が出たときは、そのときのプロンプトを、必ず取っておきます。あとで、同じ雰囲気の絵を作りたいときに、役に立ちます。LB AI Prompt side bar は、構図・光・スタイルなどを選択肢から選んで、画像生成向けのプロンプトに整えられます。